キャミィのフーリガンを考える
はじめに
フーリガンコンビネーションはキャミィの必殺技の中でも特殊な性能を持っているため、専用の記事とする。まずは基本性能から。
基本性能
フーリガンコンビネーション(41236P)
いくぞ!と言いながらくるくる飛ぶ。パンチボタンの強度によってくるくるジャンプの軌道が変わる。弱は高く前方向は短く飛ぶ、強は低く前方向に長く飛ぶ、中はその中間。
いずれも相手が近ければ裏回りする。強は相手の身長にもよるが裏回りしたりしなかったりする。キャミィ同キャラであれば強でも裏回りするが、ザンギエフは越えられない。
フーリガンコンビネーションはくるくるジャンプ中に派生攻撃が複数あることが肝。
レイザーエッジスライサー(自動派生)(ガード-2F~+2F程度)
フーリガンでくるくるしてそのままにしておくと勝手に派生。着地と同時にずさーっとスライディングキックする。ヒットするとダウンするが、追撃などはできない。下段なので忘れたころに撃つと当たることもあるかもしれない・・・ちなみに威力は100。
フーリガン派生キャノンストライク(フーリガン中にK)
高度制限的な問題なのか、通常のキャノンストライク(空中で214K)より有利フレームが取りやすい気がする。気のせいかもしれない、でもたぶん気のせいじゃない。
フェイタルレッグツイスター or クロスシザースプレッシャー(フーリガン中に弱K+弱P)
フーリガンからの投げ。相手が地上か空中かで技が変化するが、ダメージやスタン値は同じ。相手がしゃがみ状態だと投げが届かないので注意。
フェイタル~は後投げと同じモーションだが、後投げよりもスタン値が少し高く、距離もちょっと近い。クロスシザース~は掴んだ後にくるくるして地面に叩きつけながら踏む、痛そう。距離も近く、前ステから起き攻めにいける素敵な技。詳しくは後述。
EXフーリガンコンビネーション(41236PP)
EX版フーリガン。軌道は弱フーリガンと同じくらいの高度で飛び、前方向は端から端まで届く。相手との距離が大きいほど前方向への速度があがるため、端から端だとけっこう速い。また、派生技の性能が変わる。
EXレイザーエッジスライサー
3ヒット技になり、ガードさせて+3Fと有利をとれる。ヒット時は強スパイクで追撃できる。EXレイザー>強スパイク (258/335)
あまり使われないためか、ガードさせて有利なことを知らずに暴れる人が多い。せっかくなのでガードさせた後に屈中Pなどを振ってみるのも手。
EXフーリガン派生キャノンストライク
派手なオレンジ色に光りながらキャノンストライク。通常のEXキャノンストライクよりも有利が取りやすい気がする。気のせいかもしれない、でもたぶん気のせいじゃない。
余談だが、通常フーリガン派生よりEXフーリガン派生のほうが派生できるタイミングが速い。通常からの派生はくるくるジャンプの頂点あたりだが、EXは頂点に達する前に派生可能。
EXフーリガン派生投げ2種
ダメージ・スタン値共に通常フーリガン派生と変わらない。変わるのは追撃性能の部分。これはコンボの話とも関係するため、後述する。
フーリガンの使い方
通常版は基本的には奇襲用、というイメージ。立中P>屈中P の連携をガードさせてから中フーリガンすると相手の頭上を通り越して裏回り、そこからキャノストで攻撃、とか。警戒されない程度の回数に収めることが大事。
立ち回りで何の前触れもなく強フーリガン投げ、なんてのも意外とヒット率高い。ただ、ばれると簡単に撃墜されるので通常版は出番があまりないかも。
では、どうするか
EXフーリガン派生キャノンストライクをガードさせる
奇襲としての使い道は前述のとおり。EXの場合は全体的な動きがコンパクトになるため、奇襲効果はさらにあがるが、EX特有のオレンジ色発光があるので目立つ。奇襲なのに目立つ(´・ω・`)
その中でも、バレてもなんとかなるのがEXフーリガン派生キャノンストライク(以下、派生ストと呼ぶ)。性能のところでも記述したが、EXフーリガンからの派生ストは通常版より早出しできるのが特徴。開始位置よりも少し遠いぐらいの間合いから最速でEXフーリガン>派生ストを出すとちょうどいい感じに足元にあたる。しかも有利フレームもけっこうとれる。筆者のトレモ上ではガード+6Fまで取れた。そこまでいかなくても+3F程度は十分現実的で、強い。
目安として、腰から太ももに当たると+3F、膝より下に当たると+5F以上。ちなみにキャミィ同キャラで検証。身長や立ちポーズによって変わるっぽい。
EXフーリガンをヒットさせる
では、EXフーリガン派生キャノンストライクがあたった場合どうなるか。これは実はEXキャノンストライク(非常にわかりにくい表記で申し訳ないが)と同じ。
腰より下でヒットすると相手は自分の前に追撃可能な状態で浮く。かなり高め(胸あたりから上)でヒットすると位置が入れ替わって浮く。この2つの見極めがけっこう重要になる。
EX派生スト(低めヒット)>ニーバレット>中アロー (216/332)
低めヒットして、位置が入れ替わらなければ入るコンボ。けっこう減る。
EX派生スト>立弱K>前ステップ>何か
ヒット位置関係なく使える。コンボを捨てて立弱Kを刻み、前ステップで裏回りする。ガード方向が逆になるため、前ステップ後に立中P・屈中P始動のコンボや、投げなど色々試してみると良い。
なお、このコンボと裏回りはEXキャノンストライクでも同様のことが可能。
動画はEXスト用だが、やることは同じ
EXフーリガンをコンボに組み込む
では、奇襲以外でのEXフーリガンの使い方。結論から言えばTC(リフトコンビネーション)からのコンボがメインとなる。
では、TCの1発目のリフトアッパー(4中P)をどう当てるのか。
1.立弱K>コパからコンボにいく
立弱K(c)>コパ>リフトコンビネーション>EXフーリガン派生スト>中アロー(258/417)
基本コンボでも紹介した、立弱K>コパからTC(リフトコンビネーション)につなぐやりかた。立弱Kカウンターか、コパヒットでTCまでつながる。狙いに行く時は立弱K>コパ>リフトアッパーまで入れ込んで、コパ以降をヒット確認して立強Kを出す感じ。中アローまで入れればそこそこ減る。小技2発からは派生投げは入らないので注意。
2.めくりジャンプ弱Kや起き攻めからコンボにいく
コパ>リフトコンビネーション>EXフーリガン派生投げ(243/415)
コパTCは起き攻めでリフトアッパーまで入れ込み、ヒット確認して立強Kを撃つのが一般的。起き攻め以外ではめくりジャンプ弱Kからも狙える。EXフーリガン派生投げは早めに入力すること。
ダメージはアロー〆より下がるが、このコンボの強いところは投げ後に前ステ1回で密着間合いで有利(たぶん+3F)が取れること。前ステ後は最速で投げてもいいし、最速立中P重ねであれば、3F暴れされてもカウンターヒットとなるすごい状態。
アロー〆よりダメージ下がるけど、投げを通せれば+130なのでめちゃ減る。貪欲に狙っていきたい。
3.立強Kクラカンからコンボにいく
カウンターコンボの記事でもちらっと書いたが、立強Kクラカン後は最速前ステからTCが確定する。タイミングは慣れが必要なので要練習だが、できると強い。筆者は安定しないのでニーバレットコンボで妥協している。EXゲージを払える状態なら狙っていきたい。
立強K(cc)>前ステップ>リフトコンビネーション>EXフーリガン>派生
キャミィがEXゲージを使うのはEXフーリガンかEXキャノンストライクが多い(と思う)のでガンガン使っていきたい。
まとめ
フーリガンはすごく素敵な性能であるため、使いどころはリスクを伴う。ただし、EXフーリガンについてはコンボに組み込むことでダメージを伸ばせるうえに、投げ派生であれば素敵な密着状態が作れる。キャミィにとって密着間合いが作れることはすごく良いことなので狙いにいこう。
ただ、前述のとおりコンボに組み込むとなるとリフトコンビネーションを当てなければならない。がんばって当てられるように練習しよう。
あと、さらりと最後に書くがキャミィのコンボの中で一番難しいのがEXフーリガン系だと思う、たぶん。
では、このあたりで。